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安く、手軽に、自由に。宮城県を存分に味わえる、1泊2日の仙台旅行。

2023年11月21日 JR東日本びゅうツーリズム&セールス
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安く、手軽に、自由に。宮城県を存分に味わえる、1泊2日の仙台旅行。
2023年11月21日 JR東日本びゅうツーリズム&セールス

JR東日本びゅうツーリズム&セールス様より、「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」のPRのご依頼を受けました。「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」では、旅行のスタイルに合わせて、列車と宿泊、または列車と日帰りプランを組み合わせることができる上、行きと帰りで別の行程を選ぶこともできるなど、自由度の高い旅を実現できます。

今回はJR横浜駅からスタートする、1泊2日の仙台旅行を実施。投稿した動画は2023年11月現在、90万回再生を超えています。本記事では、宮城県を存分に味わえる旅を追体験していただくため、動画をもとに再構成した内容をお届けいたします。

 

 

1日目 横浜から仙台へ、旅の始まり

 

 

2022年5月5日。よく晴れた初夏の朝に、JR横浜駅から旅はスタートします。目的地は宮城県。行き先はもちろん、行き方を決めるのも、旅の醍醐味の一つです。

 

そんな旅の行程ですが、今回はここ横浜駅から東海道線で東京駅まで行き、そこから東北新幹線に乗り換えます。そして仙台駅へ着いた後は、仙石線へ乗車。日本三景である松島観光の玄関口、松島海岸駅を目指します。仙台に戻ったあとは市内の観光をし、そこで1泊。翌朝は宮城県を代表する蔵王山へ。さらにかみのやま温泉のある山形県側へ抜け、帰りは山形新幹線で東京、横浜へと戻ってくるルートです。

 

それではいよいよ、旅のスタートです。

 

「やまびこ」でのんびり行く旅の魅力

 

午前中のやわらかい日差しを受けて、横浜駅のホームに東海道線の車両が滑り込んできます。今日、5月5日はこどもの日。ゴールデンウィークの連休最終日ということもあって、賑わう光景が予想されましたが、乗客がごっそりと降りた前寄りの車両の、ボックスシートに座ることができました。

 

車窓に多摩川を見送り、あっという間に景色は立ち並ぶビル群と、見慣れた赤レンガ造りの駅舎に変わります。ここ、東京駅から東海道新幹線に乗り換えるため、新幹線の改札を抜け、ホームへ出ると、発車標に流れるのは途中停車駅の文字。上野・大宮・宇都宮・郡山・福島・仙台。これから待ち受けるさまざまな土地の名前が、「旅が始まる」という実感を湧き上がらせます。

 

乗り込んだのはやまびこ号。はやぶさ号に比べると少し時間はかかりますが、「やまびこ」の名の通り、のんびり山を越えながら、風景と向き合って進むのも一興でしょう。目的地へ急ぐだけが、旅の楽しみ方ではありません。シートに腰を下ろし、まずは二つの駅弁を並べます。

 

 

一つはチキン弁当。これは、東海道新幹線開業時に開発されました。もう一つは東京弁当。これは東京駅開業100周年に開発され、ちょうど50歳差の弁当といえます。小さな弁当箱の中に土地の歴史や物語がつまった駅弁は、旅を豊かに演出してくれる最高の小道具と呼べるでしょう。

 

「寄り道」で旅の余白を楽しむ

 

荒川を渡って、埼玉県へ。その先の宇都宮駅では、地震による臨時ダイヤの影響で、一時停車となりました。10分ほどの小休止の間に、駅へ降りてみることにします。新幹線の旅ではなかなか味わえない、貴重な余白の時間です。駅舎内にはコンビニのほかに、「おみやげ」と掲げられた小さなお店が。栃木県名物のレモン牛乳を購入しました。

 

 

やがて車両は静かに次の場所を目指します。レモン牛乳を傍らに見送る反対側のホームには、多くの人の姿があります。ゴールデンウィーク最終日とあって、上りの新幹線は混み合っているようです。

 

福島駅へ近づくと、地震の影響で徐行運転が行われるため、新幹線は速度をゆるめます。車窓をゆるやかに流れるのは、すっきりと広がる盆地と、陽に映える荒川。この荒川を越える瞬間、左手後方に広がる山並みは絶景です。青々とした山の頂上に残った雪が、なだらかな山のシルエットを美しく飾ります。

 

 

ゆるやかな速度でたどり着いたのは、福島駅。同じく、減速運転で通過していく東京行きの新幹線を見送りながら、ここでもひと休みです。福島名物の酪王カフェオレを購入し、寄り道の旅はもう少し続きます。

 

東北の大都会、仙台

 

峠を越えると、いよいよ宮城県へ入りました。車窓からは、水を張った田園の奥に蔵王山がそびえる光景も飛び込んできます。仙台到着前に、左手に現れるのは通称「仙台タワー」。仙台放送、TBC東北放送、ミヤギテレビの電波塔で、夜には美しいライトアップも行われます。

 

本日最初の目的地は松島ですが、一度仙台駅で降り、少し散策してみましょう。東北の大都会、仙台は駅舎の中も賑やかです。東北中のお土産が集まった広い空間には、絶えず人が行き交っています。圧巻の光景に目を奪われてしまいがちですが、エスカレーターを降りる際には、眼下に並ぶお土産売り場ではなく、ぜひ真上を見上げてみてください。整然と構えた格子天井が、優雅に出迎えてくれるはずです。

 

 

新緑が揺れる美しき杜の都

 

駅を出ると、巨大な歩道橋のようなペデストリアンデッキが続いています。日本有数の規模で、世界的にも珍しいそうです。このペデストリアンデッキに立つとまず目に入るのは、なんと言っても駅前の青葉通。杜の都と呼ばれる仙台の中心に、溢れんばかりのまぶしい新緑が広がっています。特にこの五月がピークで、その美しさはひとしおです。青葉通を行くバスの群れを眺めることができるのも、仙台ならではの光景でしょう。

 

 

仙台が杜の都と呼ばれるようになったのは、明治時代の頃からだそうです。伊達政宗の家臣が、飢餓対策のために木を植えるようになったのが始まりと言われています。一度は空襲で消失してしまいましたが、戦後復興の際に植え直されました。今でも条例などによって保護され、美しい緑は守られつづけています。

 

 

青葉通を抜け、仙台の街の中を散策してみます。それでも新緑の光る並木はどこまでもつづいていて、杜の都と呼ばれるのも頷けます。やがて、ひときわ緑の数が多い一帯に差しかかりました。視線を上げると、空や建物がほとんど木々に覆われてしまうほどです。ここは、青葉通に勝る一番の目抜き通り、定禅寺通。4列に並ぶみずみずしい青葉の木々は壮観で、その中央にある真っすぐな一本の遊歩道は、絵画のようなえも言われぬ美しい構図です。立ち止まって腕を掲げ、写真を撮る人の姿も見受けられます。紛れもなく東北地方を代表する景色の一つで、仙台の宝といっても過言ではありません。

 

 

海の見えるローカル線で松島海岸へ

 

時刻は12時50分。お昼時に活気付く稲荷小路へ足を踏み入れます。ここには多くの店が軒を連ねています。昼食は仙台発の牛タン焼き専門店と言われている「旨味 太助」にて、牛タン4枚切りを。やはり仙台といえば牛タンは欠かせません。

 

仙台駅からやや離れてしまったものの、駅まで戻るルートには立派なアーケードがつづいています。雨や雪の日にも心配はありません。

 

 

仙台駅に戻り、ここから仙石線に乗り換えて松島海岸駅を目指します。仙石線は地下ホームから出ているため、長いエスカレーターをくだります。地下鉄のようなホームから電車に乗り込み、地上へ出ると、右手には海が広がっています。古くから栄えていた塩釜港です。ちょうど潮が引いていたため、窓を開けると間近に干潮の松島を望むことができました。

 

 

松島海岸駅に着くと、ちょうど仙台へ向かう反対方面の電車とすれ違いました。目を引くのは一風変わったその車両。全面に漫画の絵がラッピングされたこの電車は、「マンガッタンライナー」といいます。仙石線の終点である石巻が多くの漫画家を輩出したことから、石巻市とのコラボにより2003年から走っている観光列車です。

 

 

伊達政宗のこだわりがつまった五大堂

 

松島海岸駅を出ると、晴れ渡った空に、穏やかな青い海。松林の濃い緑が映え、まさに季節も時間帯もぴったり松島見物日和です。駅前の船着場に停泊する遊覧船には、溢れんばかりの人々が吸い込まれていきます。

 

乗船予定の次の船まではまだ時間があるため、まずは駅前の五大堂へ。遊覧船待ちの時間潰しに訪れるにはあまりに畏れ多いこの五大堂は、国指定の重要文化財です。この瑞巌寺五大堂は、江戸時代の最初の頃に伊達政宗が建てたそうです。陸前の仙台藩にも「都」を創りたいという伊達政宗の気概が表れている、と看板に記されています。

 

 

注目したいのは、400年前に彫られた彫刻です。すぐに目に飛び込んできたのは鼠や牛に始まる、十二支の彫刻。建物の四方にそれぞれ3つずつ、立派な十二支の動物の彫刻が彫られています。また、柱の影のあまり目立たない場所に優美な椿の彫刻が彫られているなど、細部にこそ徹底した美が行き届いているのは、伊達政宗のこだわりなのかもしれません。

 

 

 

遊覧船に揺られて松島へ

 

遊覧船の出発時刻が近づいてきました。乗船するのは松島島巡り観光船「仁王丸」。白地に青のラインを基調とした船体はまだ新しく、穏やかな水面の上に存在感を放ちながら堂々と浮かんでいます。窓側はすでに満席。今回は二階のグリーン席を利用します。ゴールデンウィークのため、二階もそれなりに混み合っているようです。

 

 

座席は普通席と比べてシートピッチが広く、テーブルも付いている仕様。そしてなんと言っても窓の外に開けた海には目を奪われます。船内の売店ではビールなどを購入することもでき、ほろ酔い加減で船に揺られるのも贅沢でしょう。琥珀色に輝く松島ビールを片手に、のんびりと船旅を楽しむことにします。

 

 

鯨島や亀島といったユニークな形の島を過ぎると、思いのほか船は港から遠くへ離れていきました。仁王島を始めとする数多くの小さな島や、有名な牡蠣の養殖場も見どころです。この松島の多島海は、東日本大震災のとき、本土側への防波堤としても機能したそうです。

 

 

 

夕暮れの松島から眺める青と緑の絶景

 

一時間弱の船旅を終え、ふたたび港へ戻ってきました。先ほどの五大堂のメイン、瑞巌寺へ。門をくぐると、瑞巌寺洞窟群の大きな洞窟が出迎えます。松島周辺の地質は脆く柔らかいため、大きな洞窟も掘りやすかったと言われています。松島は古来「奥州の高野」と呼ばれる、神聖な霊場だったようです。近くには、鉄道殉職者弔魂碑や、鉄道100年の記念事業で50年前に設置された蒸気機関車の車輪など、鉄道にゆかりのあるモニュメントもありました。

 

 

ここからさらに歩を進め、展望台へ向かいます。急な坂道を登り、新富山展望台にたどり着いたときには、ちょうど西日が色づく頃。遊覧船からの景色とは異なる、高所から眺める松島は絶景としか言いようがありません。海の青と松林の緑、岩の白がはっきりと映える夕暮れの松島を、誰もいない展望台でひとり占めすることができました。

 

 

 

東北本線で夜の仙台へ

 

仙石線では時間がかかるため、帰りは東北本線を利用して、松島駅から仙台へ戻ります。仙石線の目と鼻の先にあるこの松島駅は、戦争中に後から造られたものだそうです。ボックスシートに腰掛け、行きとは違うルートで、行きとは違う景色を見ながら帰ることができるのも、自由な旅の魅力といえるでしょう。仙石線と同じく普通列車に乗っていますが、速さがまるで違うのは、東北本線は停車駅も少なく、長距離輸送に特化しているため。あっという間に仙台へ戻ってくることができました。仙台駅に近づいたときには、ビルの間にもう夕日が沈みかけていました。

 

明かりの灯りはじめた夜の仙台もまた見頃です。青葉は日が翳っても変わらず鮮やかに揺れていました。特に夜の華やかなアーケードに目立つのは、ラーメン店の明かり。仙台は、実はラーメン店の街と言われており、非常にラーメン店が多く存在します。この日もラーメン店で夕食を済ませ、ホテルへ戻りました。

 

 

2日目 仙台からバスに乗って遠刈田温泉へ

 

二日目も快晴です。ホテルのそばにある「電力ビル前」から高速バスに乗り、蔵王山を目指します。遠刈田温泉で乗り換え、御釜と呼ばれる蔵王山の山頂へ、それから蔵王温泉でまたバスに乗り換えて、最終的にかみのやま温泉へ向かい、そこから山形新幹線で東京方面に帰るのが、最終日である本日の行程です。「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」の特徴を最大限に活かすため、「ゆき」と「かえり」は別行程にしました。乗車変更はできないため、必ず蔵王山を越えなければいけないのが、本日の使命でもあります。

 

昨日は見送っていたバスの群れの、その一台に今日は乗り込んで、青葉通を抜けていきます。まばゆい緑のトンネルをくぐり、二日目の旅が鮮やかに幕を開けました。

 

 

東北新幹線や上越新幹線よりも古い箇所の残る、年月を感じさせる道がつづく東北自動車道を経由します。村田ICで高速道路を降りると、水を張り始めた田んぼや、その脇に停まる軽トラなど、東北の春を感じさせる景色が見えてきます。

 

仙台から一時間で、遠刈田温泉に到着しました。平日には山の上まで行くバスは一切なく、バスが来るのはここまで。ここからはタクシーで移動します。停留所の近くには、リーズナブルに入れる共同浴場「神の湯」が風情たっぷりに佇んでいます。ここでは古くから信仰登山の基地や湯治場としても知られる遠刈田温泉の名湯を、気軽に楽しめます。

 

 

昼食は「喰い処 あいざわ」で海鮮丼をいただくことにしました。山奥で海の幸を食べられるのは、嬉しい誤算です。

 

 

雪の残る蔵王エコーラインを走って

 

タクシーでの移動中、滝を見かけたので寄ってみることにします。急な寄り道ができるのは、自動車での旅ならではでしょう。この滝見台からは、蔵王山中でも大きな落差54mの不動滝と、三段になって落下する三階の滝を見ることができます。深い山あいを切り裂くように流れる滝は、遠目にも十分な迫力です。

 

 

 

標高をのぼるにつれ、新緑は薄くなり、徐々に葉の落ちた枝が目立つようになります。雪の溶け残る標高に差しかかると、いよいよ若葉は姿を消し、一ヶ月ほど季節が巻き戻されたような風景に変わります。山頂に近づくにつれ雪の壁も厚くなっていきます。この「蔵王エコーライン」と呼ばれる山道は、ゴールデンウィーク直前の4月下旬まで通ることはできません。少し前までこの山道を塞いでいた雪が、初夏が訪れてようやく少しだけ門を開いてくれたのでしょう。

 

 

山頂に輝くエメラルドグリーンの「御釜」

 

森林限界を越えると、窓から吹き込む空気もかなり冷たくなってきます。高くそびえる雪の壁を縫うようにして、ようやく山頂にたどり着きました。ここが蔵王名物の御釜です。山頂の窪みに、エメラルドグリーンの温泉が溜まっています。この不思議な色は、非常に高い酸性度によるものです。今はエメラルドグリーンの周囲を縁取るように、真っ白な雪が覆っていますが、夏の時期にはこの雪も溶け、全てが緑色に染まっているそうです。

 

 

蔵王山は活発な火山らしく、御釜を眺める人々が立っている足元にも、火山灰が広がっています。火山礫が飛んできたり、毒ガスが噴霧されることもあるようなので、注意して観光したいものです。古くは富士山のように盛り上がった形をしていたはずのこの場所ですが、噴火のたびに噴出物が外へ出ていき、窪み、それを繰り返すたびに複雑な形になったのでしょう。

 

蔵王山を山形県側へ下り、歴史の残る温泉街へ

 

蔵王山の標高は実に1841m。この山を越え、山形県側へ下っていきます。標高は下がってきているのですが、日本海側の方が全般的に雪が多いため、5月でも桜を見ることができました。やがて、山道に唐突に温泉街が現れます。ここが蔵王温泉です。今回はタクシーを利用しましたが、御釜から1時間ほどの場所にある地蔵山頂駅から、蔵王ロープウェイを使って蔵王温泉まで降りてくることもできます。ここ蔵王温泉ある大露天風呂は、東北を代表する素晴らしい温泉です。

 

 

蔵王温泉バスターミナルから、山形方面へ戻ることにします。乗車したのは「山交バス 山形駅前行き」ですが、山形駅までは行かず、途中の表蔵王口停留所で降り、かみのやま温泉方面へのバスに乗り換えます。「山交バス 高松葉山温泉行き」に揺られ、上山の中心部に近づくと宿場町の面影が現れてきます。「上山城口停留所」で降りると、すぐに目線の先には上山城が顔を覗かせます。映画の舞台を思わせるような赤い橋のかかったこの「かみのやま温泉」は、歴史を感じさせる建物が並んだ、情緒あふれる街並みです。

 

 

 

地元の人も利用する二日町共同浴場は、かみのやま温泉の大きな特徴でもある「洗髪券」のシステムを採用しています。100円を払って洗髪券の札をもらい、髪を洗う専用のシャワーにこの札を立てかけておくことで、お湯が利用できるようになっています。おそらく戦前の水が貴重だった時代の名残ではないでしょうか。かなり歴史の長い温泉街なため、上水はなかったが温泉は湧いていた状況で、たくさんの水道水を使う洗髪は別料金だったという理由が想像されます。

 

 

山形新幹線の車窓には、旅の名残

 

旅もそろそろ終わりが近づいてきました。かみのやま温泉駅から山形新幹線に乗り、東京方面へ帰ります。山形新幹線は普通の駅に新幹線がやってくるような、変わった構造をしています。最初は普通列車のようにゆっくりと進みますが、途中から本来の新幹線の速度に変わっていきます。

 

 

あっという間の二日間。東北の地に別れを告げ、「つばさ18号」東京行きの指定席に身を預けます。窓の外へ目を向けると、左手に現れるのは、田園風景の中にひときわ目立つ「スカイタワー41」。東北地方では最高層のマンション建築です。

 

また、特に注目したいのが中川駅と赤湯駅間で見られる景色。シーズンによっては一面が緑に染まる、葡萄畑が広がります。さらには、盆地をくり抜いたように現れる白竜湖。古くは辺り一体が湖だったこの場所が、地質の変化によって現在の形になったようです。ただ、周囲の田んぼに水を張った時期に訪れると、昔の白竜湖を彷彿とさせる情景を味わえます。

 

 

 

米沢駅を出ると、板谷峠があります。ここは日本の鉄道の中でもトップレベルに険しいと言われる場所。そして、峠を降りれば、どこまでも広がる福島盆地が見えてきます。眼前には田園地帯、その奥には森林が、さらに先には福島の街並みが遠く広がり、その背後には山のシルエットが連なります。何層にも重なった自然と文明との共存に思いを馳せるのも、旅の終わりには似つかわしいかもしれません。

 

 

「まもなく終点、東京です」のアナウンスが聞こえる頃には、窓の外はすっかり夜。煌びやかな都会の景色に戻ってきました。1泊2日の宮城県の旅も、これで終わりです。

 

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